ワインを徹底的に楽しむために必要なお道具
最近はペットボトルに入ったお手軽ワインがスーパーやドラッグストアに並んでいて、以前よりも手軽に楽しめるようになりました。
コルク栓ではなくスクリューキャップのワインならワインオープナーも必要ありません。
ワインを飲むのに「絶対こうしなければならない決まり」はないので、自宅にあるグラスにサッと注いでカジュアルに楽しめるのも魅力ですよね。
せっかくお気に入りの1本を味わうなら、ワイングラスに注いで香りや色をじっくり楽しみたいもの。
ここではワインを徹底的に楽しむために必要な道具についてまとめていますので、ぜひ参考にしてください。
ワイングラス
ワインを楽しむために必要な道具といえば「ワイングラス」ですね。
100均ショップでもワイングラスが並んでいますので、お金をかけずに気軽に楽しもうと思えば安いワイングラスからでも構いません。
(ただ100均のワイングラスは厚みがかなりあり、重いです)
でもなぜ、ワイングラスを使わなければならないのでしょうか?
自宅にある普通のコップではダメなのでしょうか?ワイングラスを使う理由は以下の3点です。
- ステム(脚)付きのグラスの方が温度変化しにくい
- ボウル部分でワインの複雑なアロマが花開き、香りを存分に楽しめる
- ワイングラスの飲み口によりワインが口の中に入っていくスピードや量をコントロール
「ワインは生きもの」という言葉もあるように温度変化に弱いのがワインです。
コップに注いでそのまま手で持つと手の温度でワインが温められ、感じられる味わいが変化してしまいます。
そのためステム(脚)付きのワイングラスで飲む方が手でワインを温めることがありませんので、ワイン本来の味わいを感じることができます。
ほかにも、ワイングラスに入ったワインがテーブルにあると気分がワクワクしますよね。
これが普通のコップに注がれていたら香りも台無しですし、なにより雰囲気が盛りあがりません。
心理的な側面もあるんです。
つまりワイングラスを使う大きなメリットは「ワインの味、香り、色を目や鼻、舌で存分に楽しむため」なのです。
持っていないという人は是非、ソムリエが選んだワイングラスを通販で購入してみるのがお勧めです。
ワインオープナー
最近はスクリューキャップのワインも増えましたが、やはりワインといえば「コルク栓」が王道!ただコルク栓を抜くには素手では無理なので、ワインオープナーが必要です。
ワインオープナーにもさまざまなタイプがあり、一般的によく知られているのは以下のようなタイプではないでしょうか。
- ソムリエナイフ
- スクリュープル
- ウイングタイプ
- スクリュー式(T字型)
- ハサミ型
- 電動式
わたしが実際に使っているのはウイングタイプです。
スクリュープルと同じく、力のない女性や高齢者、コルク回線に不慣れな初心者の方でも簡単に安全に開栓できるのでおすすめです。
使い方は、中央にあるスクリューをコルクに回して差しこんでいくと、左右にある羽のような取っ手がどんどん上にあがっていきます。
まるでワインオープナーが翼を広げるように見えて素敵です。
取っ手が上まで上がったらそれを下に押さえるだけでコルクがスルーッと抜けます。
意外と簡単ですよ。
楽にコルク栓を開けたいなら電動型もおすすめですし、上級者ならソムリエナイフで開栓するとかっこいいですよね。
ワインのコルクを抜くために必要なワインオープナーですが、握力のあるなしや開栓慣れしているかどうかなどで最適なオープナーを見つけてください。
ワインストッパー
一度開栓したワインをすぐに飲みきれればいいのですが、数日かけて飲むこともありますね。
自宅で一人飲みだと翌日や翌々日に持ちこすことも珍しくないです。
そんなときスクリューキャップなら再度キャップを閉めることができますが、コルクだとむずかしいですよね。
そこで一度開栓したワインに再度蓋をするための道具が「ワインストッパー」です。
ワインは一度開けるとどんどん酸化してしまうので、最近ではワインに蓋をしたうえに瓶のなかの空気を抜いて真空に近い状態にしてしまう商品も登場しています。
これだとワインが酸化する速度も低下。
ほかにも密閉度の高いシリコンゴム使用の商品(ワインを横置きできる)や天然コルクを使用した商品もあり、使う方の予算や希望に合わせて購入できますよ。
ちなみに私は真空式ワインストッパーを使っています。
持ってたらもっとワインライフを楽しめる便利な道具!!
ワインを楽しむために必要なのは前述したワイングラスやワインオープナー、ワインストッパーですが、それ以外にも「これを持っていたらもっと楽しめる」便利な道具をご説明しますね。
ワインクーラー
ワインを冷やすとき、家庭用の冷蔵庫に入れておけば大丈夫と思っていませんか?
もちろん冷蔵庫で冷やすのもありなのですが、ワインクーラーを使うとテーブルに置いたままでもワインを冷やし続けられますし見た目もお洒落です。
赤ワイン以外の白ワインやロゼワイン、スパークリングワインは冷やして飲むのが鉄板。
とくにスパークリングワインは適温が4~8℃と低めなので、ワインクーラーで冷やすとすぐに適温まで下がりますよ。
【ワインクーラーを使うメリット】
- 野外など冷蔵庫のない場所でもワインを冷やして飲める
- テーブルの上に置いたままのワインでもワインクーラーで冷やし続けられる
- ワインクーラーのサイズによっては一度に複数のワインを冷やせる
移動するワイン専用冷蔵庫(超短時間用)と、わたしはイメージしています。
ワインクーラーをひとつ持っていますが、底に乾電池が入って七色に光る仕様になっていて雰囲気がいいです。
ワインを楽しむなら雰囲気も重視したいですよね。
引用:https://wineac.jp/?pid=95205385
デキャンタ
デキャンタとはガラス製の酒びんのことで、まるで花瓶のような形をしています。
開栓したワインを一度デキャンタに移しかえ、それからワイングラスに注ぐ道具です。
「ん?ワインは開栓したらそのままワイングラスに注いで飲めばいいのでは?」そう思ってしまいますよね。
ワインでも若い赤ワインや成熟したワインは一度デキャンタに移した方がワインそのものの味わいや香りが楽しめます。
また成熟したワインは澱が入っていることが多いので、この澱を取り除くために一度デキャンタに移しかえる作業をします。
澱のないワインは適度なタンニンが楽しめ、口当たりもマイルドに。
ただどんなワインでもデカンタージュすればいいわけではなく、スパークリングワインや白ワインは開栓したらそのままワイングラスに注いで楽しむのが基本です。
ワインセラー
ワイン好きなら欲しいと思うのがワインセラー。
ワインは一定の温度と湿度、そして光の入らない状態で保存しる必要があります。
もし高温多湿な環境にずっと置いておくと品質が劣化してしまうのです。
そこでお気に入りのワインを長期熟成したいとき、一時的に保管しておきたいときなどに活躍するのがワインセラー。
冷蔵庫に入れっぱなしにしてしまうと、湿度と温度が低くなりすぎて熟成しません。
長期熟成を考えるなら冷却機能にくわえて加湿機能のついたワインセラーを選ぶ必要があります。
こうなると価格は最低でも5万円前後かかってしまいます。
1万円前後で買えるワインセラーもありますが、あくまでも一時保管用で長期熟成には向きません。
大量にワインを購入して冷蔵庫に入りきれないとき、本格的なワインセラーを買う前の入門用としてまずは安価なワインセラーから挑戦してみるのがおすすめです。